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FP3級直前対策|前日〜当日で点数を伸ばす方法

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FP3級直前対策

FP3級の試験が目前に迫り、「直前に何をすればいいの?」「やってきたことが本当に通用するのか不安…」と、焦る気持ちが出てくる時期です。

この記事では、FP3級直前対策として、前日と当日にできる“あと5〜10点伸ばす具体策”を、初心者にもわかりやすく解説します。

しっかり準備してきた方こそ、最後の調整が合否を分けます。心と頭を整えて、安心して本番に挑みましょう。

※ 「明日が試験なのに、全然勉強してない!」という方は、一夜漬けで何とかする方法をこちらの記事にまとめています。焦らず、まずはそちらをどうぞ。

目次

FP3級直前対策|最終チェックと体調管理であと5点伸ばす方法

試験直前、「新しい知識を入れなきゃ」と焦る気持ちは誰にでもあります。
でも、今こそ“やることを絞って、整える”タイミング。
ここでは「知識の活用」と「体調管理」の2本柱で、合格に近づくラストステップを解説します。


直前に“新しいこと”は非効率!今ある知識を活かすことに集中しよう

直前期は、今ある知識を活かすことが最も効率的な対策です。
新しい情報を詰め込もうとすると、逆に混乱して自信を失うリスクが高まります。

これは学習心理学でも「認知的過負荷」として知られており、脳が短時間に大量の情報を処理しきれなくなる状態を指します(※アメリカ心理学会の定義より)。
さらに、記憶の定着には時間がかかるため、直前の新規学習はほとんど得点に結びつきません

たとえば、今まで使ってきたテキストやノートをざっと見返すだけでも、「ここは大丈夫」「この分野はできそう」といった確認ができ、自信につながります。
“やったことを再確認する”だけでも、試験中のミスを防ぐ効果があります。

つまり、この時期は「知識を増やす」より「整理して安心する」ことに全振りするのが、もっとも点数効率のいい戦略です。


集中力を保つには体調管理がカギ

直前期に意外と見落とされがちなのが、体調を整えることも試験対策の一部だという点です。
どれだけ知識があっても、当日の集中力が落ちてしまえば、それを発揮することはできません。

特に睡眠不足は、判断力・注意力・計算力のすべてを低下させることがわかっています。
さらに、記憶の定着にも睡眠が関わっているため、「寝ることも学習のうち」だと考えて間違いありません(※スタンフォード大学の研究によれば、睡眠中に短期記憶が長期記憶へと移行するプロセスが確認されています)。

たとえば、前日にやるべきことを整理したうえで、22時〜23時には布団に入る。眠れなくても目を閉じて体を休める。
これだけでも、当日のパフォーマンスは大きく変わります。

結局のところ、体調が整っていないと、せっかくの知識も“発揮できないまま終わる”可能性がある
だからこそ、前日は「頑張ること」より「整えること」に意識を向けましょう。

タイミング やること 所要時間の目安
前日午前 6分野をざっくり見返す(ノート・テキスト) 約60分
前日午後 計算公式まとめを1枚で確認 約30分
前日夕方 過去問1セットを時間を測って解く 約60分
前日夜 軽く復習→布団に入る(眠れなくてもOK) 30〜60分

FP3級直前対策②|試験当日の過ごし方

試験当日は、緊張や不安でいつも通りの自分を保つのが難しいものです。
でも、落ち着いて過ごせるかどうかが、実力を発揮できるかどうかに直結します。
ここでは、朝から試験終了までを想定して、「やるべきこと」と「気をつけたいこと」を3つに絞ってお伝えします。
直前の焦りを乗り越え、自信を持って試験に挑むための1日をイメージしておきましょう。


朝は「不安なポイント」だけ見返して安心感を得る

試験当日の朝は、不安なポイントにだけ軽く目を通す程度にとどめるのがベストです。
目的は「思い出す」よりも、「確認した安心感」を得ることです。

なぜなら、試験直前に新しい知識を入れようとすると、頭が混乱して、かえって焦りが増すことが多いからです。
このタイミングで一番大切なのは、「やれるだけのことはやった」と自分に言い聞かせることです。

たとえば、前日にまとめた公式ノートや暗記カードを1〜2周だけ確認する。
それだけでも、「これ覚えたな」「やってきたことがあるな」と実感でき、不安が軽減されます。

つまり、当日の朝は「安心の再確認」にとどめて、新しいことには手を出さない。
この“引き算の姿勢”が、落ち着きと集中力を生むポイントです。


試験会場では“深呼吸→見直し→自信”ルーチンを意識

会場に着いたら、まわりの雰囲気に呑まれず、自分のペースを保つことが何より大切です。
そのためにおすすめなのが、「深呼吸→見直し→自信確認」のルーチンです。

なぜこれが有効かというと、人は緊張状態にあると、呼吸が浅くなり、思考力・判断力が落ちやすくなるからです。
1回深呼吸をしてから、持参した公式ノートをパラッと見返すだけでも、気持ちは大きく落ち着きます。

また、CBT方式(パソコン受験)の場合、慣れない画面操作やタイピングに戸惑う人も多いので、試験開始前に用意されたチュートリアルの時間で操作方法をしっかり確認しておきましょう。焦らなくて大丈夫です。

周囲に流されず、自分のルーティンを守ること。
それだけで、本番での実力発揮率は格段に上がります。


本番中は「問題文の指示語」に最大の注意を払う

FP3級の試験では、「内容はわかっていたのに読み違えて失点した…」というミスが意外と多く見られます。
その原因の多くが、設問の指示語を見落とすことにあります。

たとえば、「正しいものを選べ」「誤っているものを選べ」というパターンは、毎回登場します。
ここを読み飛ばしてしまうと、内容が合っていても正解を選べないという本末転倒な事態になってしまいます。

さらに、CBT方式では画面スクロールによる見落としも注意が必要です。
問題文の途中で改ページされていたり、選択肢が見切れていたりすることもあるため、必ず上下に目を通すクセをつけておくと安心です。

つまり、「内容よりも設問の指示語」にまず意識を向けることが、ケアレスミスを防ぐ一番の武器になります。

FP3級直前対策③|やってはいけないNG行動

ここまで頑張ってきたからこそ、直前に「もっとできることがあるんじゃないか」と不安になる気持ちは自然なものです。
でも、直前期の焦りや過剰な行動は、かえって本番でのミスや不安を招く原因にもなります。
このセクションでは、試験前日にありがちな「やってはいけない3つの行動」を紹介しながら、冷静に本番を迎えるためのヒントをお届けします。


新しいテキストに手を出す=情報混乱の元

試験直前になって、「もっと良い教材があるかも…」と、新しいテキストに手を出したくなる気持ち、わかります。
でも、それは知識の整理を崩してしまう最大のリスクです。

直前に新しい情報を入れると、それまでに理解していた知識との間で混乱が生じ、記憶のネットワークが崩れやすくなります。
学習心理学でも「既存知識の再構築期に新規情報を加えると、記憶の干渉が起こりやすい」とされています。

たとえば、今まで赤だった解説が、別の教材では青で説明されているだけでも、「あれ?どっちが正しかったっけ?」と混乱する原因になります。

つまり、「これまで使った教材に絞る」ことが、知識をクリアに保つ一番の方法です。


周囲の焦りに影響されて自滅する

試験会場に行くと、やたらと勉強している人、分厚い教材を広げている人が目に入ります。
そんな光景を見て、「自分は勉強が足りないのかも…」と焦るのは自然な反応です。

でも実は、そう感じているのはあなただけではなく、周囲の人も同じように感じていることが多いんです。
会場の空気に飲まれると、せっかく準備してきたペースや気持ちが崩れてしまいます。

たとえば、周囲が慌ただしく教材を見直している中、自分だけが静かに目を閉じて深呼吸している…それだけでメンタルの主導権はあなたのものです。

「自分は自分」——いつも通りのリズムを保つことが、本番での強さにつながります。


徹夜で詰め込むと“ミスが3倍”になる?

「最後の追い込みだ!」とばかりに、前日に夜更かし、あるいは徹夜して詰め込もうとするのは、最悪のNG行動のひとつです。

なぜなら、睡眠不足は集中力・判断力・記憶力を著しく下げることが、数多くの認知心理学の研究で示されているからです。
試験当日、どんなに知識を詰め込んでも、頭が働かなければ意味がありません。

たとえば、前夜に2時間しか寝られなかった状態で臨んだ模試で、問題の内容は理解していたのにミス連発……という経験はありませんか?
それは知識の問題ではなく、脳の処理能力が低下していたことによるものです。

つまり、「寝ること=勉強をサボること」ではありません。
睡眠こそ、最高の“記憶の仕上げ”であり、“当日のパフォーマンス強化”なのです。
特に、レム睡眠中に記憶が脳に定着するという研究報告もあり、寝ることは“脳の最終メンテナンス”とも言えます。

まとめ|FP3級直前対策は“やるべきこと”を決めて安心を得る

ここまで頑張ってきたあなたなら、合格できる力はすでに十分に備わっています。
大切なのは、直前期に「もっと詰め込まなきゃ」と焦るのではなく、やるべきことを整理し、自信を持って本番に向かう準備をすることです。

試験前日にやるべきことは、6分野のざっくり見直しや計算公式の確認、過去問1セット、そして十分な睡眠。
試験当日は、深呼吸と落ち着いたペース配分、そして指示語への注意。
どれも難しいことではなく、「今ある知識をきちんと使える状態に整える」ことに集中するだけでいいのです。

また、やってはいけないNG行動——新しいテキストに手を出す、周囲に流される、徹夜で詰め込む——を避けることで、これまで積み上げてきた努力をムダにせず、合格ラインをしっかり越えるチャンスを守ることができます。

直前期の最大の味方は、「安心して試験に向かう自分自身の状態」です。
シンプルに、でも丁寧に。
頭と心を整えたあなたなら、きっと本番でも自分の力を出し切れるはずです。

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この記事を書いた人

はじめまして!
40代から「さすがにそろそろ資格ぐらい持ってないとマズいな…」と思い、
勉強を始めた普通の会社員です。

実は、今さら周りの人に「資格の勉強を始めた」なんて言うのもちょっと気恥ずかしくて、
こっそりこのブログを始めました(笑)

なぜ最初にFPを選んだかというと、
これから先、給与所得だけで生きていくのは厳しいかもしれないと感じたからです。

将来が不安で、「投資を始めたほうがいいのかな…」とも思ったのですが、
正直、**NISA?iDeCo?なにそれ?**というレベルで、何から手をつけていいかすらわかりませんでした。

それなら、お金についてちゃんと基礎から学び直そうと思って調べていたところ、
出会ったのが「FP(ファイナンシャル・プランナー)」という資格でした。

資産運用だけでなく、保険・税金・年金・ライフプランなど、
お金に関する幅広い知識が学べると知って、「これは一石二鳥かも!」と思い、勉強を始めることにしました。

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