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FP3級は独学でも合格できる?初心者が気をつけたい5つの注意点

FPの独学に不安を感じている男性

FP3級は「お金の基礎知識を身につけたい」「キャリアアップの足がかりにしたい」という社会人に人気の資格です。保険、年金、税金、資産運用など、生活に密着したテーマを扱うことから、日常にも役立つ実用性の高さが評価されています。

「独学でも十分合格できる」と言われる資格ですが、その一方で「思ったより難しい」「途中で挫折しそう」と感じる人も少なくありません。特に社会人にとっては、限られた時間の中で効率よく勉強を進める必要があり、注意点を知らずにスタートしてしまうと、つまずくリスクが高くなります。

この記事では、FP3級を独学で目指すにあたって知っておくべき5つの注意点を、実体験を交えながら丁寧に解説します。これから独学でチャレンジしようと思っている方が、少しでも安心して取り組めるようなヒントになれば嬉しいです。


目次

1. 合格率の高さを過信しない

FP3級は、学科・実技ともに合格率が70〜80%と比較的高めに見えます。ですが、この数字だけを見て「誰でも受かる」と考えるのは危険です。

実際、出題範囲はFP2級と大きく変わらず、3級とはいえ内容は広範囲にわたります。つまり、合格にはそれなりの学習量が必要ということ。

合格率70%ということは、逆に言えば約3割の人が不合格になっているという事実もあります。「少し勉強すれば大丈夫」と油断してしまうと、思わぬ落とし穴にハマることも。

特に社会人の場合、限られた時間で計画的に勉強を進める必要があります。合格率の高さに安心せず、確実な準備を意識しましょう。


2. 最低でも30〜50時間の学習時間は確保しよう

「スキマ時間だけで受かる!」といった甘い情報に流されてしまうと、かえって時間を浪費することになります。FP3級は一見するとやさしそうに思えますが、実際には金融・不動産・税金など6分野にまたがる広範な内容を問われる試験です。

初学者の場合、用語の意味を理解するのに時間がかかることもあり、最低でも30〜50時間程度の学習時間は見積もっておくべきです。通勤中や昼休みなどのスキマ時間も上手に使いながら、コツコツ積み上げる意識が大切です。


3. 教材選びが合否を左右する

独学の最大の落とし穴が「教材選び」です。とりあえず人気の高いテキストを買ってはみたものの、難しくて読み進められない…というのはよくある話です。テキストの構成やデザイン、図解の有無、解説の丁寧さなどは、人によって合う・合わないがはっきり分かれます。

自分にとって「読みやすく、わかりやすい」と感じる教材を選ぶことが継続のカギになります。書店での立ち読みや、ネットの試し読みなどを活用して、自分にフィットする一冊を見つけましょう。


4. 過去問演習は必須!インプットだけでは足りない

FP3級の出題傾向はある程度パターン化されており、過去問を繰り返し解くことが合格への近道です。最初に全体像をテキストで把握したら、できるだけ早い段階で過去問に取りかかることをおすすめします。

ただ読むだけ、見るだけのインプットでは知識が定着しにくく、「見たことあるけど思い出せない」と本番で戸惑う原因になります。アウトプットを重視して、過去3回分を本番と同じ時間配分で解いてみる → 解説で理解 → 必要があればテキストで再確認というループを何度も回すのが効果的です。


5. モチベーション維持が最大の壁になる

独学最大の敵は「継続できないこと」です。特に働きながら学ぶ社会人にとって、疲れている日や予定が立て込んでいる日もあり、どうしても勉強が後回しになりがちです。

そんなときに効果的なのが「2分だけやる」「進捗の見える化」「勉強仲間をつくる」といったモチベーション維持の工夫です。例えば、毎日の勉強時間をアプリに記録したり、X(旧Twitter)やブログで進捗を共有したりすると、やる気が下がりにくくなります。


まとめ:独学でも合格できるが、5つの落とし穴には注意

FP3級は確かに独学でも十分に合格可能な資格ですが、そのためにはいくつかの落とし穴を避ける必要があります。

「高い合格率に安心しすぎないこと」「自分に合った教材を選ぶこと」「過去問を中心にアウトプットを重ねること」など、ポイントを押さえて取り組むことで、効率よく、かつ着実に合格に近づくことができます。

独学は費用を抑えられる一方で、自己管理の難しさやモチベーションの波との戦いがあります。うまく生活に組み込みながら、あきらめずに続けていけば、きっと合格を手にできるはずです。

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この記事を書いた人

はじめまして!
40代から「さすがにそろそろ資格ぐらい持ってないとマズいな…」と思い、
勉強を始めた普通の会社員です。

実は、今さら周りの人に「資格の勉強を始めた」なんて言うのもちょっと気恥ずかしくて、
こっそりこのブログを始めました(笑)

なぜ最初にFPを選んだかというと、
これから先、給与所得だけで生きていくのは厳しいかもしれないと感じたからです。

将来が不安で、「投資を始めたほうがいいのかな…」とも思ったのですが、
正直、**NISA?iDeCo?なにそれ?**というレベルで、何から手をつけていいかすらわかりませんでした。

それなら、お金についてちゃんと基礎から学び直そうと思って調べていたところ、
出会ったのが「FP(ファイナンシャル・プランナー)」という資格でした。

資産運用だけでなく、保険・税金・年金・ライフプランなど、
お金に関する幅広い知識が学べると知って、「これは一石二鳥かも!」と思い、勉強を始めることにしました。

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