子どもが寝たあと、ふと「このままでいいのかな…」と将来が不安になること、ありませんか?
育休中は、一見キャリアに“空白”ができるようで、焦りや不安を感じやすい時期です。でも実は、この時間を使って将来の選択肢を増やすこともできるんです。
僕自身は育休経験こそありませんが、会社の後輩ママたちから
「育休中に何か資格を取りたいんですけど、どれが現実的ですか?」
とよく相談を受けます。
この記事では、FP3級取得に挑戦中の僕(資格めざすマン)が、**育休中でも在宅で学べて、復帰後や転職にも役立つ“現実的な資格5選”**を、比較表とあわせてわかりやすく紹介します。
育休中ママにおすすめ!在宅で取れる現実的資格5選
ここからは、資格ごとの特徴・費用・難易度を比較できる表を紹介します。
資格名 | 特徴 | 費用目安 | 学習時間 | 難易度 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|---|
FP3級 | 家計見直しの第一歩 | 約1〜3万円 | 1〜2ヶ月 | ★☆☆ | お金の不安をまず片付けたい人 |
簿記3級 | 事務経理に有利 | 約1〜3万円 | 1〜2ヶ月 | ★★☆ | 数字に苦手意識をなくしたい人 |
登録販売者 | ドラッグストア勤務◎ | 約3〜5万円 | 3〜6ヶ月 | ★★☆ | 医療系×接客に興味がある人 |
ITパスポート | IT初心者OK国家資格 | 約1〜3万円 | 1〜2ヶ月 | ★☆☆ | パソコンに苦手意識がある人 |
保育士資格 | 子育て経験を活かせる | 約5〜10万円 | 6ヶ月〜1年 | ★★★ | 子どもに関わる仕事がしたい人 |
どの資格が自分に合っているか迷う方へ
▶️簡単3問|育休中資格診断はこちら
ここからは、5つの資格をひとつずつ詳しく紹介していきます。
1. FP3級
貯金ゼロから家計を見直せる“学びの第一歩”
FP(ファイナンシャル・プランナー)3級は、お金に関する幅広い知識が学べる資格です。
例えば、家計管理・保険・年金・税金・資産運用など、「NISA?iDeCo?なにそれ?」状態からでも理解できる内容ばかり。
後輩ママは、FP3級を取ったことで
「お金の流れがわかって、夫婦で無駄遣いが減りました。漠然とした不安もなくなった気がします。」
と話していました。
- 家計管理に直結し、夫婦でお金の会話が増える
- 在宅独学でも合格しやすい
こんな人におすすめ:お金の不安をまず片付けたい人
2. 簿記3級
事務経理職へ復帰できる“即戦力資格”
簿記3級は、経理や事務職への復帰・転職に強い資格です。
現在はネット試験(CBT方式)にも対応しており、自分の都合に合わせて試験日を設定できるため、育休中でも挑戦しやすくなりました。
数字が苦手な人でも、簿記で体系立てて学ぶと「これならできるかも」という自信につながります。
後輩ママも、
「数字に強くなったおかげで、復帰後に仕事の幅が広がりました。」
と話していました。
- 数字に強くなる自信がつく
- 会計知識は副業にも役立つ
こんな人におすすめ:数字に苦手意識をなくしたい人
3. 登録販売者
育休明けにドラッグストア勤務で時短復帰も可
登録販売者は、医薬品(第2類・第3類)の販売ができる資格です。
ドラッグストアやスーパー薬局で重宝され、パートでも時給が高めなところが多いです。
ただし、取得には試験合格後、2年以上かつ1920時間以上の実務経験が必要なので、資格試験に合格してから実務経験を積む流れとなります。
後輩ママは、
「育休明けに登録販売者として時短勤務で復帰し、接客もできるし、医薬品の知識も役立つし一石二鳥でした。」
と話していました。
- 医薬品販売資格でパート時給UP
- 試験合格後に実務経験要件あり
こんな人におすすめ:医療系×接客に興味がある人
4. ITパスポート
ITが苦手でも大丈夫。履歴書に強い国家資格
ITパスポートは、IT初心者向けの国家資格です。
オフィスワーク全般で評価されるほか、履歴書に書けると「この人は基礎的なIT知識がある」と認識されやすくなります。
試験範囲にはWordやExcelは含まれませんが、情報処理・ネットワーク・セキュリティなど、現代の仕事に必要なIT基礎がしっかり学べます。
後輩ママは、
「ITパスポートを取ったことで、パソコンへの苦手意識が減り、簡単なシステム設定も任されるようになりました。」
と話していました。
- オフィスワーク全般で評価される
- PC初心者ママでも理解しやすい内容
こんな人におすすめ:パソコンに苦手意識がある人
5. 保育士資格
わが子の成長理解にも役立つ“育児×仕事”資格
保育士資格は、子育て経験を活かせる国家資格です。
育児で学んだことをそのまま仕事に活かせるため、保育園や学童保育、放課後デイサービスなど、子どもに関わる職場で幅広く活躍できます。
ただし、半年〜1年ほど学習期間が必要で、試験内容もボリュームが多め。計画的に進める必要があります。
後輩ママは、
「保育士資格を取ったことで、自分の子どもへの接し方も変わり、子育てがもっと楽しくなりました。」
と笑顔で話していました。
- 子育て経験を活かせる
- 資格取得で保育園や学童保育勤務の道も
こんな人におすすめ:子どもに関わる仕事がしたい人
育休中に資格を取るメリット
会社の後輩ママは、FP3級を取ったことで
「家計管理がラクになっただけじゃなく、復帰後も上司から“勉強してて偉いね”と褒められました。」
と言っていました。
資格を取ることで…
- 社会復帰がスムーズになる
→ ブランクへの不安が減り、仕事復帰への自信につながる - 自分の自信につながる
→ 「やればできる」という達成感が育児以外でも得られる - キャリアの選択肢が増える
→ 正社員復帰以外にも、パートや在宅ワークなど道が広がる
“資格”は「取ること」だけがゴールではなく、「取ったあとに何が変わるか」が大事だと僕は思います。
育休中の勉強を続けるコツ
後輩ママは、子どもがお昼寝している間の15分だけ勉強する習慣を続け、FP3級のテキストを1周したそうです。
- スキマ時間を活用する
例えば授乳後の10分だけでもOK。「まとまった時間がないから無理」と思わずに。 - 通信講座をうまく使う
机に向かわなくても、スマホで講義を流すだけで理解が進みます。 - 完璧を目指さない
全部覚えようとせず、まずは1周して全体像を掴むことが大事。
完璧じゃなくても、0→1を作った自分を褒めてあげてください。
よくある質問|育休中に資格を取るときの注意点
Q. 育休中の資格取得で注意すべきことは?
育休はあくまで「育児をするための休業」です。体調や育児負担が大きい時期は無理せず、スキマ時間に少し学ぶ程度にとどめる選択も大切です。
Q. 育休中に独学で取れる資格って他にある?
FP3級やITパスポート以外にも、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)やTOEIC、色彩検定などスキマ時間で学べる資格はたくさんあります。
まとめ
育休中は、ただ休むだけではなく、**“未来の自分に投資できる時間”**でもあります。
たとえ毎日15分でも、それを積み重ねれば1ヶ月後には立派な一歩に。
今は焦らず、「できる範囲でやってみよう」という気持ちがあれば十分です。
選んだ資格が、復帰後や将来の自分を支える“武器”になるように。
今の小さな挑戦が、あなたの未来を変えていきます。