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FP3級「相続・贈与」はどこが出る?出題範囲と最短対策まとめ

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「相続・贈与」分野で迷わないための整理 FP3級で問われる論点と感が桁をまとめて解説

FP3級の「相続・贈与」は、仕組みが複雑に見えて、考えようとすると頭が止まってしまう分野です。
相続人、税金、贈与といった要素が同時に出てくることで、どこから手を付ければいいのか分からなくなっていませんか。

しかし、実際のFP3級試験における相続・贈与分野は、出題されるポイントと対策すべき範囲がはっきりしています。
すべての制度を細かく覚える必要はなく、試験で問われる判断ポイントに絞って対策すれば、十分に得点源にできる分野です。

この記事では、FP3級「相続・贈与」においてどこまで対策が必要で、逆にどこを深追いしなくてよいのかという「学習の境界線」を、実際の出題傾向に沿って整理し、単なる制度暗記ではなく、どう考えれば正解を選べるのかという得点直結の思考法まで踏み込んで解説します。

読み終える頃には、相続・贈与分野に対する漠然とした不安が整理され、「何を押さえればいいのか分かっている」という状態になっているはずです。

FP3級の合格はもちろん、その先のFP2級にもつながる基礎を固めるために、まずはこの記事で相続・贈与分野の全体像を整理していきましょう。


目次

FP3級「相続・贈与」はこの対策で十分

相続・贈与分野は、FP3級の中でも「難しそう」「覚えることが多そう」と感じられがちな分野です。
しかし実際の試験を見ていくと、細かい制度や専門的な税率まで問われることはほとんどありません。

FP3級で求められているのは、

  • 相続人を正しく判断できるか
  • 相続税がかかるかどうかを見極められるか
  • 贈与と相続の扱いの違いを区別できるか

この3点に集約されます。

言い換えると、「制度を説明できるか」ではなく、その場でYes/Noを判断できるかが問われる分野です。
そのため、網羅的に暗記しようとすると非効率になり、かえって混乱しやすくなります。

この記事では、実際の出題傾向に合わせて、「ここだけ押さえれば点になる」という判断ポイントに絞って整理しています。

相続・贈与分野は、正しい対策をすれば安定した得点源になります。
まずは全体像を把握し、どこに力を使うべきかを明確にしていきましょう。


FP3級「相続・贈与」はどこが出る?まず押さえる全体像

相続・贈与分野を難しく感じてしまう原因の多くは、制度の全体像が見えないまま、細かい知識を覚えようとしてしまうことにあります。
しかしFP3級の試験では、制度を詳しく説明できることは求められていません。

実際の出題を見ていくと、この分野は一貫して「判断できるかどうか」を問う問題が中心です。
複雑な税率計算や専門的な制度理解よりも、問題文から必要な情報を拾い、正しい分岐を選べるかが重要になります。

ここではまず、FP3級における相続・贈与分野の出題のされ方を整理し、どこに力を使うべきかを明確にしていきます。


相続・贈与分野は「誰が・いくら・課税されるか」で問われる

FP3級の相続・贈与分野は、知識をそのまま聞く問題よりも、状況を見て判断させる問題として出題されます

典型的なのは、家族構成や財産額、贈与の有無といった条件が提示され、

  • 「このケースでは誰が相続人になるのか」
  • 「相続税はかかるのか」
  • 「贈与は相続とどう扱いが違うのか」

を選ばせる形式です。

そのため、制度名や数字を丸暗記していても、どの情報を使えばいいのか判断できなければ点にはつながりません。
FP3級では、制度を知っているかではなく、使い分けられるかが問われます。


出題が集中する3つの論点

相続・贈与分野の出題内容を整理すると、毎回の試験で問われるポイントは、ほぼ次の3つに集約されます。

1つ目は、この家族構成で相続人は誰かを正しく判断できるか。
2つ目は、このケースで相続税がかかるかどうかを見極められるか。
3つ目は、贈与が相続とどう違う扱いになるのかを区別できるか。

これらは独立した知識ではなく、実際の試験ではセットで問われることがほとんどです。
この3つの論点を押さえることで、相続・贈与分野の問題は一気に解きやすくなります。


どこまで深追いするべきか

相続・贈与分野には、FP2級以上で扱うような細かい制度や例外規定も多く存在します。
しかしFP3級では、そうした知識を深く理解していることは求められていません。

重要なのは、課税されるかどうかの判断と、基本的なルールの使い分けまでです。
FP3級の出題範囲はFP2級と大きくは変わりませんが、求められる理解の深さが異なります。

そのため、FP3級の段階で基本的な考え方を正しく身につけておくことが、後の学習をスムーズに進めるためにも重要になります。

このあと解説する「出題が集中する論点」を基準に、FP3級として必要な知識と、深追いしなくてよい範囲を明確にしていきましょう。


出題が集中する論点① この家族構成で相続人は誰か

相続・贈与分野で、もっとも最初に問われやすいのが「この家族構成で相続人は誰になるか」という判断です。
ここを間違えると、その後の相続税計算や贈与の扱いもすべてズレてしまいます。

FP3級では、法定相続分の細かい割合を完璧に暗記しているかよりも、相続人として正しい人を選べるかが重視されます。
まずは相続人の基本構造を、判断できる形で整理しておきましょう。


配偶者・子・直系尊属・兄弟姉妹をどう切り分けるか

相続人の判断で最も重要な原則は、配偶者は、どのケースでも必ず相続人になるという点です。
そのうえで、配偶者と一緒に誰が相続人になるのかを判断します。

相続人には、次のような明確な順位があります。

第一順位:子
第二順位:直系尊属(父母・祖父母など)
第三順位:兄弟姉妹

ここで重要なのは、上位の順位の相続人が1人でもいれば、下位の順位には一切相続権が回らないという点です。
たとえば、子が1人でもいれば、親や兄弟姉妹が存命であっても相続人にはなりません。

FP3級の試験では、「配偶者がいるから兄弟姉妹も相続人になる」「親と子が同時に相続人になる」といった誤った選択肢がよく用意されます。
配偶者は常に相続人、そして順位によって相続権が遮断されるという考え方を使えば、冷静に正誤を判断できるようになります。


相続人の順位で迷いやすいパターン

FP3級で特に迷いやすいのは、子がいない場合や、親・兄弟姉妹が関わるケースです。

たとえば、子がいない場合は、直系尊属が相続人になります。
直系尊属もいない場合に、はじめて兄弟姉妹が相続人になります。

この「いない場合に次へ進む」という考え方を理解していないと、相続人を増やしすぎてしまうミスにつながります。
問題文に書かれている家族構成を、順位に沿って一つずつ確認する癖をつけましょう。


代襲相続が成立するケース・しないケース

代襲相続は、FP3級で定番のひっかけ論点です。
相続人になるはずだった人が、相続開始前に亡くなっている場合、その子が代わりに相続人になる制度です。

重要なのは、代襲がどこまで認められるかという点です。
子が亡くなっている場合は、孫、さらにその子であるひ孫まで代襲が認められます。
一方で、兄弟姉妹が亡くなっている場合の代襲は、甥・姪までで、
その子には代襲されません。

「孫は再代襲あり、甥・姪は一代限り」
この違いは、FP3級で非常に狙われやすいポイントです。


出題が集中する論点② このケースで相続税はかかるか

相続人を正しく判断できたら、次に問われるのが「このケースで相続税はかかるのか」という分岐です。
FP3級では、税率表を使った複雑な計算よりも、課税・非課税を見極められるかが重視されます。

多くの問題は、相続財産の金額と相続人の数が与えられ、相続税が発生するかどうかを判断させる形で出題されます。
ここでの最大の判断材料が、相続税の基礎控除です。


基礎控除を使って課税・非課税を判断する流れ

相続税には、必ず最初に使う基準があります。
それが、次の基礎控除です。

3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数

この金額を超えるかどうかで、相続税がかかるかどうかが決まります。
FP3級では、この計算を正しく使えるかが頻出です。

注意したいのは、法定相続人の数え方です。
相続放棄をした人がいても、基礎控除の計算上は人数に含めます。
また、養子がいる場合は、実子がいれば1人まで、実子がいなければ2人までという制限がある点も、計算問題の落とし穴になります。


相続税の計算に含める財産・含めない財産

基礎控除の判断をする前に、そもそもどの財産が相続税の対象になるのかを整理しておく必要があります。

預貯金や不動産、有価証券などは、基本的に相続税の課税対象です。
一方で、墓地や仏壇、一定の生命保険金の非課税枠など、相続税の計算に含めない財産も存在します。

FP3級では、細かい評価方法までは問われません。
「これは相続税の計算に入るのか、入らないのか」
この判断ができるレベルを目指しましょう。


出題が集中する論点③ 贈与は相続とどう扱いが違うか

相続・贈与分野の後半で問われやすいのが、「この贈与は相続とどう関係するのか」という判断です。
FP3級では、贈与税を単独で計算させる問題よりも、相続とセットでどう扱われるかを区別できるかが重視されます。

特に、暦年課税と相続時精算課税制度の違い、生前贈与が相続財産に加算されるケースは、ひっかけ問題として繰り返し出題されています。

制度の名前よりも、結果としてどうなるかを意識して整理しましょう。


暦年課税で非課税になる・ならない判断

贈与税の基本となるのが、暦年課税です。
暦年課税では、受贈者1人につき年間110万円までが非課税となります。

ここで注意したいのは、「贈与する人」ではなく「もらう人」を基準に判断する点です。
複数の人から贈与を受けた場合でも、合計額が110万円を超えると課税対象になります。

FP3級では、「父と母からそれぞれ110万円もらったから非課税」といった誤りを選ばせる問題がよく出ます。
受贈者基準で判断することを徹底しましょう。


相続時精算課税制度を選ぶと何が起きるか

相続時精算課税制度は、贈与時点では税金をかけず、相続時にまとめて精算する制度です。
累計2,500万円までの特別控除がある点が、大きな特徴です。

さらに、2024年の制度改正により、相続時精算課税制度にも年110万円の基礎控除が新設されました。

この110万円の最大のポイントは、相続時に相続財産へ持ち戻さなくてよい(加算しなくてよい)点にあります。
暦年課税と同様に非課税であるだけでなく、相続時精算課税を選択していても、この範囲内の贈与は相続税の計算に一切影響しません。

また、この110万円は、暦年贈与の110万円とは別の制度上の非課税枠です。
同じ金額でも、制度の仕組みや扱いは異なるため、混同しないよう注意が必要です。

「一度選ぶと暦年課税に戻れない」という従来の特徴に加え、この新しい基礎控除は、今後FP3級でも狙われやすい重要ポイントといえるでしょう。


生前贈与が相続財産に戻されるケース

生前贈与は、相続税対策としてよく使われますが、すべてがそのまま非課税になるわけではありません。

2024年1月以降の改正により、相続開始前7年以内の贈与は、相続財産に加算されることになりました。
従来は3年以内だったため、ここは非常に重要な変更点です。

FP3級では、「加算されるか、されないか」「何年以内が対象か」という形で数字を問われやすくなります。
『7年』という数字は必ず押さえておきましょう。


FP3級「相続・贈与」を身につける勉強法

相続・贈与分野は、内容を理解したつもりでも、実際の試験では点につながらないケースが少なくありません。
それは、この分野が暗記型ではなく判断型で出題されるからです。

ここでは、相続・贈与分野を「分かった」で終わらせず、本番で正解を選べる状態にするための勉強法を整理します。


理解できても点が取れない理由

相続・贈与分野でつまずきやすいのは、制度や用語を一通り読んで「理解した気」になってしまう点です。
しかしFP3級では、知識そのものよりも使い分けが問われます。

たとえば、

「この場合、相続人は誰か」
「基礎控除を超えているか」
「この贈与は相続に戻るか」

といった判断を、その場で即座にできなければ得点できません。

理解と得点は別物であることを意識し、判断できるかどうかを基準に学習を進める必要があります。


過去問で相続・贈与分野を固める方法

相続・贈与分野は、過去問との相性が非常に良い分野です。
出題パターンが安定しているため、繰り返し解くことで判断の型が身につきます。

過去問を解くときは、正解・不正解だけを見るのではなく、「なぜその判断になるのか」を必ず確認しましょう。

特に、相続人の判断 → 課税の有無 → 贈与の扱いという流れを意識して復習すると、問題文を読んだ瞬間に考える順番が定まります。

合格に近づく「過去問の使い方」について、こちらの記事で紹介しています。
合格率が一気に上がる!「過去問の正しい使い方」と4ステップ勉強法

※実際にFP3級の過去問演習をするときはFP協会で公開されている過去問や、「 過去問道場」などの無料サービスを使う人が多いです。


学習環境を整えたい人向けの選択肢

独学で進めていて、
「どこまでやればいいか分からない」
「知識は覚えたはずなのに、問題を解こうとすると手が止まってしまう」

と感じる場合は、学習環境を見直すのも一つの方法です。

学習範囲が体系的に整理され、覚えた内容をそのまま問題で確認できる教材を使うことで、知識の抜けや混乱を減らすことができます。

独学で整理が追いつかない場合は、学習範囲や重要ポイントが最初から整理されている教材を使うことで、「どこまで覚えればいいか」に迷わず学習を進めることができます。

重要なのは、教材の量を増やすことではなく、試験問題にそのまま当てはめられる形で知識が整理されているかどうかです。

場所を選ばず、体系的に学習できるおすすめ教材はこちらの記事で紹介しています。
スタディングの口コミ・評判は?勉強苦手な私が合格できた科学的理由


FP3級「相続・贈与」対策のまとめ

FP3級の相続・贈与分野は、制度が多く複雑に見えますが、実際に試験で対策すべきポイントは限られています。

細かい制度を一つひとつ覚える分野ではありません。
試験で一貫して問われているのは、このケースで何をどう判断するという点です。

まず押さえるべきなのは、次の3点です。

  • この家族構成で、相続人は誰か
  • 相続財産の金額から、相続税がかかるかどうか
  • 贈与がある場合、相続とどう扱いが変わるか

この3点を、同じ順番・同じ考え方で判断できるようにすることが、相続・贈与分野における「勉強の型」になります。

FP3級では、税率表を使った細かい計算や、例外的な制度理解よりも、課税・非課税の分かれ目を正しく判断できるかどうかが重視されます。

また、近年の制度改正も重要です。
生前贈与の相続財産への加算期間が「死亡前7年以内」に延長された点や、相続時精算課税制度に年110万円の基礎控除が新設された点は、今後もFP3級で狙われやすいポイントです。


相続・贈与分野は、

相続人の判断 → 課税の有無 → 贈与の扱い

という流れで考える「勉強の型」を身につけることで、問題文が変わっても、落ち着いて判断できるようになります。

FP3級とFP2級では、出題されるテーマそのものは大きく変わりません。
変わるのは、求められる判断の深さです。

FP3級では、どの制度を使うのか、課税されるかどうかを正しく判断できれば十分です。
まずは、この判断が迷わずできる状態を目指しましょう。
この段階で、判断の流れ=勉強の型を身につけておくことが、そのままFP2級の相続・贈与分野にもつながっていきます。


FP3級に合格すること。
そして、その先のFP2級でも通用する考え方の土台を作ること。

今取り組んでいる相続・贈与の学習は、その両方につながっています。

ここまで整理できていれば、相続・贈与分野で「何をやればいいか分からない」という状態は、もう抜け出せています。

あとは、今日できる一歩を選ぶだけです。

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科学に基づいた勉強法・続ける仕組み・資格学習のコツ を中心に、
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